身体の”陰陽”(中編)

この時の“陰”というのが、冷えるという意味ではなく、「消化にスムーズ」という“陰”になります。

※今回のお話は、「消化が弱い。」「胃が苦しい。」「足が冷える。」「手が冷たい。」「痛みに敏感」「寒いと血圧があがる。」など、“陰(からだの冷え)”に偏っている方必見の内容です。

「え?消化に良いのが“陰”なの?」という疑問が出るかもしれませんね。

『“陰”というのは、“陽”のまわりに集まる。』という意味もあり、“陽”を支える形をとるはたらきがあります。

要は、『“陽”の強い食品は、食べる人の”陽”が弱い場合、反発してしまうので
“陰”の調理法を施し、吸収を手伝ってあげるのです。』
具体的には、「いりごま」を、「すりごま」にする。などですね。

 

一緒に想像してみてください。
繊維の多いものなど、吸収をしやすいように、すりおろすことがありますね。

例えば、風邪を引いた時、「りんごのすりおろし」を食べたことはありませんでしょうか。

例えば、赤さんのように、消化が未発達だったばあい、「すりおろして調理」しているのを見たことはありませんでしょうか。

あたりまえにやっているこれが、“陰陽の原理”を用いているのです。

「冷えてお腹が、下ってしまう方には、”陽”のエネルギーが必要」ですが、“陽”を吸収できないほど弱っている場合、『“陽”のものを”陰”の調理法で調整し召し上がる。』

そうすることによって、身体の“陽”は補われていきます。

間違えた健康法で、”陰”のものを温めて食べる。という場面をみることがありますが、これが治らない原因になっている場合も多々あります。

まず、その方の身体の“陰陽”をみて、おなかを下すなどの状態に気付いた時には、「食材で“陽”のものを選び、吸収の良い状態にするための”陰”を用いる。

こんなことも一つの方法になっていきます。

本日もお読みいただき、ありがとうございます。

陰陽栄養士 上地弘三

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2 件のコメント

  • 奥が深いですねぇ(^^;
    摺り下ろすのは、そういった意味があったとは・・・
    メチャ勉強になります!

    この間、セミナーに行って、
    脹ら脛ぽっかぽか体操?は、頭に手を置かないと駄目って聞きました。
    手を置くのと、置かないのとでは、どう違うのですか?

    • スイポテさん。いつも読んでいただきありがとうございます。
      (*^-^*)

      体操で頭に手をおくと、フラフラしてしまう場合はおかずに慣れるまでは
      やっていただいて大丈夫です♪

      なれてきたら、おいてほしい意味は、手を頭の上におくと
      みぞおち(心臓の下)の両脇が少しつっぱるかと思うのですが
      これが、「肝臓と脾臓」への良い刺激になるのです。

      肝臓は血流を、脾臓は臓器を上へ持上げるはたらきをするので
      この二つへの刺激が、健康を増進するのです。

      まあ、そんな難しいことは考えずに体操をするときは
      気楽にやっていただけたらと思います。

      あと、残りこのブログは数回となりますが、
      最後まで、ぜひおつきあいいただけたら幸いです。

      いつもありがとうございます(*^-^*)

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