“食を養う力”と“食で治療する力”の明確な違いとは!

さて、いよいよ食事の“陰陽五行(いんようごぎょう)”に入っていくのですが、今日はまず始める前に知っておいて頂きたいお話しをさせていただきます。

よく、こんな質問を受けることがあります。「鷹の爪(唐辛子)とか香辛料は食べると、身体がポカポカするので”陽”ですよね?」

   

どう思われますか。“陰”でしょうか?“陽”でしょうか?

それでは“鷹の爪(唐辛子)”の”陰陽”を一緒に考えていきましょう。

 

・“陰”とは、身体を「冷ます」「緩ます」「静か」「放出」するはたらきです。

・“陽”とは、身体を「温める」「固める」「動く」「留める」はたらきですね。

 

そうすると、鷹の爪(唐辛子)は食べると温まりますね。じゃあ“陽(温める)”でしょう。と思われますよね。でも実はこれは”陰(冷やす)”なのです。

 

これを理解して頂くためには、”食養(しょくよう)”と”食療(しょくりょう)”の差を分かって頂くのがわかりやすいかと思います。

 

まず“食養”ですが、これは普段の食事の「栄養」や「滋養」、“陰”と”陽”のエネルギーそのものを言います。

 

乗り物に例えますと、動くための「燃料」が“陽”で、ブレーキなどをかけたりする時にすり減っていくブレーキの「ゴム部分」が”陰”になります。

要は、動くためのエネルギー源そのものが“陽”、止まるためのエネルギー源そのものが”陰”ということです。

 

ここだけ聞いていると、まだ鷹の爪がなぜ“陰(冷やす)”なのか分かりませんね。

 

では「”食療(しょくりょう)“とは何か。」を説明していきます。

“食療”とは蓄えられている「栄養」や「滋養」、”陰”や”陽”のエネルギーに、『スイッチ』を入れ、発動させることを言います。

 

指示を伝える、「熱」や「電気」などに例えると想像しやすいでしょうか。

例えばこんな経験。

 

『寒い冬に足先まで冷えて、家に帰ったら、赤く腫れていた。または熱をもってしまっていた。』

 

不思議ですね。“陰(寒い)”の力を浴びていたのに、どうして熱をもったのでしょう。

 

最近は暖房器具や環境調整が発達しすぎて、そんな経験が無い方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

他にも、「冷水を足に1分浴びせて、そのあとタオルで拭くと、足がポカポカになっていく。」という現象があります。これを応用した健康法もありますが、これはなぜでしょうか。

 

冷水は“陰”です。どうして浴びせたあと、しばらくするとポカポカしてくるのでしょう。

 

これらは、どうしてかと言えば、外から”陰”の力が加わることにより、身体の中の”陽”が「いけない、このままでは冷えてしまう。」と対応し、内側から“陽(温める)”の力を発動させたのです。

 

どうでしょう。ここまで話しますと、ピンと来た方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

鷹の爪というのは、細胞を壊す“陰”の力をもっています。それによって、壊された細胞を再生させようと、蓄えられている“陽”の力が反応するから、温かくなるのです。ということは“陽”の蓄えられている力は減っていくので、鷹の爪は”陰”になるということなのです。

 

明日はこの内容の続きでして【キムチを食べても冷えない民族の秘密!】を話します。

 

陰陽栄養士 上地弘三

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