「甘い物はお好きですか?」と聞きますと、「私は嫌いだ!」という方にはなかなか出会いません。
食べない方は「控えています。」という返答の方が多いです。
基本やっぱり好きな方が多いです。
ではどうして、甘い物を好きな方が多いのでしょう?
それを少し“陰陽”の視点から一緒に考えてみたいと思います。
甘い物をイメージして下さい。
どんな時に、食べますか?
食後のちょっと口直しに食べますか?
それとも15:00のオヤツにまとめて。
ちょっとお出かけしてお土産を誰かと一緒に?
いいですねー。
食べるとどんな感じですか。
ホッとしますか?
ほおも緩みますか?
笑顔ですかね?
意識的や栄養的に食べない方は、今この考える瞬間だけは知識は忘れてイメージだけで捉えてみてください。
そうすると、「笑顔」「リラックス」「ゆるむ」など、
普段忙しい方へはクールダウンのちょっとした間につかわれていたり、休憩だったり、
そんな感じで捉えることが出来るのではないでしょうか。
実は甘い物というのはそのイメージどおり、“陰陽(いんよう)”ではそのような作用がはたらきとしてある。と考えます。
具体的には身体を「緩ませる。」血流を「落ち着かせる。」などです。
ですので、ホッとするんですね。
決して感情だけでなく、身体もそのように反応します。
ですから甘い物を食すと「緩ませる。」「落ち着かせる。」“陰”の氣の補充がなされます。
では塩を考えていきます。
「運動する時は、しっかり水分とってね。」
CMでよくみるようになりましたが最近は、“しっかり電解質(でんかいしつ)を補いましょう。”というのがあります。
電解質とは簡単にいうと、「神経の電気信号をつなげるもの」です。特徴は“水に溶ける”とそういう力をもちます。
ふ~ん。という感じかもしれませんが、実はこれはものすごく重要です。
これがないと、電気信号が届かないので、筋肉を動かすことも、代謝する酵素を動かすことも、出来ません。
ですので心臓がおかしくなる”不整脈“等の、大変なことが起きるわけですね。
要は、“動くために必要なもの。”の代表みたいなところがあります。
ちなみに電解質を含むもので一番身近なのが”塩”です。
“塩”のイメージは他にはどんなのが浮かぶでしょう。
黒い服を着て夏場汗をかく。(そんな方は少ないかな。)
そうすると白いのが残る。それは塩分ですね。
動いたあとに出るイメージ。
漬物をつくるとき、塩につける。そうすると“塩”(陽)が野菜の“水分”(陰)を引っ張る。
とにかく塩は何かを動かします。
それは体内においても同じことです。塩辛いものを食べると血流が上がります。
汗をかきます。温まります。要は「熱をもつ。」「動く。」そんな力が塩にはあるということです。
塩は”陽”の氣の補充がなされます。
さて、“陽の氣”だの”陰の氣”だのという話が出てきましたが、これがとても大事な部分になります。
明日はもう少し詳しい内容にふれていきたいと思います。
陰陽栄養士 上地弘三
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