では、題名の「水が運ぶもの。」と「さゆが運ぶもの。」を一緒に考えていきたいと思います。
“陰陽学(いんようがく)”の考え方の一つ。
「“陰”が引きつけるのは“陽”のもの。“陽”がまとうのは“陰”のもの。」
通常栄養学では「栄養素とは物質」で、「栄養とは、はたらき」のことを言います。
物質というのは、“五大栄養素”などのことで、はたらきとは“消化や吸収、発育”など状態、はたらきのことをさしています。
そうすると、「運べるもの」というのは当然”物質“をさし、「栄養のはたらきそのものを運ぶ」というのは出来ないのが通常の栄養学です。
ですが“陰陽学(いんようがく)”の捉え方は全てが“陰”と”陽”に分かれるがゆえに、事象そのものを運ぶということもあったりします。
これが正直やっていて面白いところの一つです。たとえば、“悲しい”とか“嬉しい”とか、ここらへんにも“陰陽(いんよう)”があります。“悲しい気持ち(陰)”を抱えている人は、”嬉しい気持ち(陽)“にさせてくれる人のまわりに、自然と惹きつけられてきます。
陰陽を知らなくても、あたりまえに分かることですが、これも陰陽の原理です。
そんなことをふまえた上で、下記を運んでもらうのはどうでしょう。
「腫れの原因(炎症)」「汚れの原因(浅黒くなる)」「酸化物(痛くなる)」
「むくみ(水の汚れ)」「フラフラの原因(青白くなる)」「過アルカリ(苦しくなる)」
物質もありますが、あえて物質でない部分まで含んでしまい、運んでもらおうと思います。
ちなみに上記だと、どれが“陽”で、どれが”陰”でしょうか。そもそも運べるのか?と思われるかもしれませんが、もちろん運ぶつもりでお話しします。もちろん条件として「水」と「さゆ」で運べるものが違います。
せっかくなので、今回はここまでにしまして、答えあわせを次回したいと思います。
出来れば、理由までしっかり考えてみてもらえると嬉しいです。それではまた。
陰陽栄養士 上地弘三
【マニアック陰陽2】
“陰陽の常識”は“普通からは非常識”みたいなことがあります。たとえば、ものの捉え方で、こんな事をじっくり思案して下さいね。なんていうのもあります。
- 概念(がいねん)『陰陽的からみる常識』
生き物の心臓が動いているとき、それは生きていますね。ではなんらかのショックで心臓が止まるとします。そのまま心臓はとまり、動くことがなければ、死んでしまった。ということですね。
では仮に1分止まってしまい、そのあと蘇生したとします。その“1分”について考えて下さい。それは生きていたのでしょうか。死んでいたのでしょうか。
この問題を考える時に、化学的検証や、辞書やレポートに載っているものを引用することは禁止します。自身から答えを導き出していただきたいと思います。
さて、1分程でも良いです。考えて頂けたでしょうか。意味が分からなくても結構です。今触れていただきましたのが“陰陽的からみる常識”です。
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