こんばんは。今日は暖かい1日でした。
陽にあたると、なんだか「春が来た。」と思えて嬉しいですね。
さて、今日は身体が影響をうける“外側の原因”についてお話をしようと思います。
昨日の“内因(ないいん)”に対して、今日は“外因(がいいん)”です。どういうものかと言いますと「寒い、暑い、乾燥、湿る、涼しい、暖かい、、、等」環境の変化のことです。
こういうと当たり前のようですが、具体的に、身体の中でどんな変化をもたらすのか。それを話していきます。
花びらを散らすような勢い
適度な温かい風は、心地良い体調をつくる「春」の良さがあります。
しかし、緩みすぎると、様々な菌や種も活発に動き変化するので、それが身体に吹き込んだだとき、変調をきたします。これを「風邪(ふうじゃ)」と言います。
熱が立ち上るような、上昇気流
暑さは、引き締めて強い身体をつくる成長の時である「夏」の良さがあります。
しかし、熱が溜まりすぎると、身体のいたるところで水不足となり、神経の障害が起きていきます。これを「暑邪(しょじゃ)」と言います。
じっとりとした、重だるさ
湿りとは、生命にとって潤いを与え、安らぎを与える「土用」の良さがあります。
しかし、水が増えすぎると、身体のいたるところがにごり、重たく・だるく食欲も減退していきます。これを「湿邪(しつじゃ)」と言います。
乾いた枯葉のような、軽さ
乾燥とは、物質を固くし、状態を堅固にする「秋」の良さがあります。
しかし、水が減りすぎると、細胞が乾き、皮膚が割れ、痛みを感じます。これを「燥邪(そうじゃ)」と言います。
降りしきる雪のような、熱の鎮静
寒さとは、生命の認識を強くし、逞しくする「冬」の良さがあります。
しかし、冷え込みすぎると、体内の巡りは悪くなり、動けなくなります。これを「寒邪(かんじゃ)」と言います。
環境に対し、強い、弱いは、鍛え方によってかわってきます。
前回お話させていただいた“内因”もこの“外因”にかかわってきます。
さて、最後にこれら上記のものを浄化して治そうとするとき、身体は大きな熱をもって対応しようとします。それを「熱邪(ねつじゃ)」と言います。
節々が痛くなったり、炎症を起こしたりしますが、これは身体の大掃除。身体の“陰(浄水成分)”と“陽(浄火成分)”をフル活動させて、体調を整えていきます。
ただ、過大な炎症は、時にダメージも大きくなるので、状態をみて、調節も必要です。
今日は、外の原因“外因(がいいん)”をお話しました。
明日は、所用によりおやすみをいただきますので、続きは月曜日になります。
それでは、本日もお読みいただき、ありがとうございました。
陰陽栄養士 上地弘三
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