今日は横の編集長と相談をしていました。
「そろそろ、温める8つの野菜、“八陽(はちよう)”を話してもいいかなぁ。」
そうすると、ふと考え込むようにしたあと、
「何を伝えたいかに、よると思うのですよね。」と、
”陰陽(いんよう)”の中身を伝えたいのか、
とりあえず、これ食べれば、温まるよ。を伝えたいのか。
どちらにしますか。とアドバイスをくれました。
一つ一つを詳しくすると、”陰陽”の原理には近づきますが、
ちょっとむずかしい話しになりすぎて、眠くなってしまうよなぁ。と
思い、今回は、とりあえず寒いなら、これ食べたらいいのだよ。
という内容をお話することに決めました。
まず、せっかくなので、
日本人の野菜摂取ランキング(平成24年国民栄養調査のデータを元に、医薬基盤・健康・栄養研究所が解析)を載せます。
1 日本人における野菜の摂取量ランキング(1歳以上)
順位 野菜 摂食者数 総摂取量 (g) ※1
(参考)
平均1日摂取量(g)※2
1 だいこん 33.8
2 たまねぎ 31.6
3 キャベツ 26.9
4 白菜 21.3
5 にんじん 20.4
6 ほうれん草14.3
7 トマト 13.0
8 きゅうり 9.3
9 かぼちゃ 8.6
10 レタス 8.3
まず、温めるお野菜についてですが、過去の文献通りの食材が、栄養相談をしていても、「温まらないぞ。これ。」ということがあり、改めて自身で調べ始めました。
それが2016年です。成分も含め、“陰陽”の判断にかけ、
『スーパーなどに一般的にある食品の中で温めるものはどれだ。』
と調べました。
そこで、調べた結果8種類ありましたので、“八陽(はちよう)”と呼ぶようにしました。
せっかくなので、どれが表の中で“陽(温める)”だと思いますか。
ヒントを言いますと、3種類該当があります。
せっかくなので、考えていただきながら、聞いて頂けたらと思います。
ほんの20年前は、もっと「山菜」や一般的には「苦味が強い野菜」も多かったのだろうなぁ。と思うことがあります。
なぜなら、“苦味”を持つ野菜は“陽”のものが多いからです。
今は品種改良などで、食べやすくなり、甘みが増しました。
それも決して悪いことではないのですが、結果として、元来”陽”であったお野菜も
“陰”になってしまったのだろうな。と感じます。
まあ、だからと言って、現状に嘆くわけではなく、”陰陽(いんよう)”は適応する判断力をもつものでもありますから、改めて調べ、対応すれば、まずは良いわけです。
それでは、そろそろ答えを良いでしょうか。
2位の玉葱、
5位の人参、
それと
9位のかぼちゃです。
“陰陽学”をもとより勉強している方の中には、習ったとの違う。と仰る方もいるかもしれません。
それはそれで、是非試してみて頂けたらと思います。
では、8種類の温めるお野菜『八陽(はちよう)』です。
・玉葱
・人参
・ごぼう
・レンコン
・かぼちゃ
・ブロッコリー
・根深ネギ(白い部分が長いネギ)
・豆
これらが、現在調べてみて、温めるお野菜です。
是非、レシピにとりいれていただけたらと思います。
明日は、「しっかり冷やしてくれるお野菜」についてお話します。
※「しっかり冷やしてくれるお野菜」という言い回しは編集長のセミナーでの
一言らしいです。
それでは、本日もありがとうございました。
陰陽栄養士 上地弘三
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