こんばんは。
今日は、不調の原因のお話をします。
少々かたーいお話ですが、私が“陰陽学(いんようがく)”を行うにおいて大事にしていることを話させていただこうと思います
『心の力、“内因(ないいん)”を大切にする。』
内因とは、喜怒哀楽などを指します。感情が病につながってきたり、元氣につながってきたりするというお話になります。
ただ、こういうと、
「漠然としているなー。」となるので、具体的にどうしたら良いのかをお話します。
たとえば、「喜び」について。当たり前のことですが、人それぞれ、喜びのポイントが違います。食事が喜びにつながる人もいれば、運動が喜びにつながる人。他にも会話。物。旅行の思い出。とにかく本当に人それぞれです。
喜びは活力になります。ただし、一つ大事なことがありまして、喜びにも“健康”“不健康”がある。ということです。
ついつい「心とは自由だから、なんでも喜べれば良い。」という風潮になりがちですが、“人の不幸”が喜びと感じてしまうのは、一番わかりやすい“病んでいる喜び方”です。
そこで出てくるのが、義(ぎ)、信(しん)、礼(れい)、智(ち)、仁(じん)です。
全部を説明すると長くなるので、一つ礼をあげると、対応するものをまず大事にすることが“心(内因)を元氣にする”ことになります。下記にあげますと
「悲しみ」を健康にするなら“義”
「思い」を健康にするなら“信”
「喜び」を健康にするなら“礼”
「恐れ」を健康にするなら“智”
「怒り」を健康にするなら“仁”
さらっというなら、正義を断行しようとすると、慈悲を知らない人はやりすぎてしまいますね。信じるとは、対象を間違えると全ての不幸の原因になってしまいます。だからこそ深い思索が大事です。礼儀のない喜びは、無礼の陰に傷つく人を生みます。恐れとは予測する力があるからこそ。だとしたらより良い未来を創る為の智慧の原動力となります。仁とは広く施すこと。民のため、本当に弱い人を守るための目的があるからこその怒りです。それは「発憤(はっぷん)」と言い“陰陽”でも大事とされています。
あ、結局全部説明している(笑)
心の健康のための、「内側の原因」ここを少し今日はお話しました。
つづきは次回です。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
陰陽栄養士 上地弘三
コメントを残す