この方は昨年10月初旬にご相談の連絡を頂きました。内容は
「偏頭痛」「冷え性」「貧血」で立ちくらみ。41歳の女性です。
最初お話を伺っている際、「冷えかな?」と思いながらお話をきいていました。
偏頭痛も、冷え性も、貧血も相談の中では割りと多い傾向だからです。
・午前中は小のお手洗いが多く、1日では10回。
・やや花粉症
・無意識に足をひっかけて転んだ。
子宮内膜症の手術を3回うけて、強い薬を飲み続けていたそうです。そうしますと胃が荒れてきます。さらに、出血も多くなり、貧血。そうすると、また強い薬。
悪い循環にはまってしまい、とてもつらそうでした。
運動についてお伺いすると
「そうなる以前は走ったり泳いだりしていましたが、痛くて出来なくなりました。」
冷えというのは、痛みを強く感じさせる傾向があります。念のためにお伺いしました。
「水を飲む健康法をしたことはありますか。」
「はい、1日3リットル飲んでいました。」
どうやら、冬でも、また運動をしていなくても飲んでいたようです。
社会一般的な栄養学は、脱水症状を恐れて飲むことを薦めます。もちろん脱水は恐いことですから、飲むのは大事なことです。ただし、冷えている人は飲み続けると身体に毒になります。
これを”水毒(すいどく)”と呼びます。
こうなると“腎臓”が弱り、“肝臓”機能が悲鳴をあげます。
この方の場合それが、「花粉症」のきっかけになり、さらに「薬アレルギー。」その次は「化粧品アレルギー」と悪化していったようです。
「冷える食品を禁忌」として「温める食品」をお話しました。
1週間後には、午前のお手洗いは2回になりました。相当がんばってくれたようです。
「夕方足が冷えていたのですが、ポカポカしています。」と教えてくれました。
ただし、「顔がほてって暑くなります。更年期のフラフラに似ているのですが。」
と教えてくれました。
さらに1週間後、
「ほてるのも減りました。」
それと嬉しそうに
「起きてラジオ体操やりたいと思うくらい元気になりました。」
と教えてくれました。
痛くて動けなかったところから比べると、声も元気になり、嬉しい限りです。
また1週間後
「大分、冷えを感じる時間が減りました。」
「それとこれは期待してなかったことなのですが、、、。」と教えてくれた内容があります。
4歳のお子さんがおり、体温が低く36℃~36.2℃だったそうです。
低体温ですので、よく風邪を引いていたそうです。
同じものを召し上がっていたので、体温をはかってみたら36.6℃(4~6部)と平常体温が上がっていたようです。それから風邪を全然引かなくなったとのことでした。
やはり、「世界の平和は奥様が守っているなぁ。」と再確認させていただきました。
「私の冷えは体質だから。」様々試されてだめだった方は、皆さんこうおっしゃいます。
冷えの体質の方はもちろんいらっしゃるとは思いますが、だから治らないということではありません。
まだまだ冬は続きますが、どうぞ“食の陰陽”を調整し、「冬を楽しめる体質」をつくっていただきたいと思います。そして元氣に楽しく過ごしていただけたら幸いです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
陰陽栄養士 上地弘三
コメントを残す