天地自然に満ち満ちている盛大な精氣“浩然の氣”

こんばんは。今日は少し“氣学栄養学”からお話をさせていただきます。
「あれ?“陰陽栄養学”じゃないの?」と思われるかもしれません。

大丈夫です。土台は“陰陽栄養学”ですから。
※古代栄養学には、体質に合わせて人を視る“陰陽栄養学”。臓器や自然との運行をみて対応する“五行栄養学”。方位法則と環境のもつ力と合致させて整える“風水栄養学”。成り立ちと意識・氣の統合をはかる“氣学栄養学”などもあります。

今日は少し、意識も含めたところの一節を、お話したいと思います。

『理は本と形無し。形無ければ名無し。形ありてしかる後に名有り。既に名有れば、理之を気と謂うも不可無し。故に専ら運用を指せば、則ち形後も亦之を理と謂い、専ら運用を指せば、則ち形前も亦之を気と謂う。並に付加なること無し。浩然の氣の如きは、専ら運用を指せり。其の実は太極の呼吸にして、只だ是れ一誠のみ。之を気原と謂う。即ち是れ理なり。』

これは要訳すると、宇宙は形がないから、名もない。しかし理という名前があるから
理を気と呼んでもいい。本体を指すときは“理”。運用するときは“氣”。盛大な氣を「浩然の氣」と説いているが、運用される場合である。宇宙の根源である太極が万物をつくり、天地を構成した、そしてこれを貫くもの「誠」。誠の運用が氣である。

これの大事なところは、「誠を行う」というところで、誠を実践していくことが、誠実です。

義という言葉がありますが、正しい義を「正義」と言って、正しい義を先に行うことを、
「先義(せんぎ)」と言います。人は安定しているときは、優しさをもって動くことが出来ますが、肚が決まっていないと、利益を大事にするあまり、(または失敗に恐怖するあまり)都合の良い理論をもってきて、正当化しようとしてしまいます。

全ては結果が必ず帰ってくるもので、「先義を求め、後利を賜る」から反すれば、必ず滅びは近づいてきます。

“陰陽学(いんようがく)”ではこれを一つ瑞相(ずいそう)と呼び、恐るべきものとして今後の様相を捉えます。

ちょっと話が健康と遠ざかっているように聞こえるともったいないので、結論を言います。
“食”で嘘をつくと、必ず“細胞”も嘘をつきます。“細胞”が嘘をつくとはなにか。

健康でいるのが正直な細胞です。神経から指令をもらった時、受け止めて実行するのが正直な“誠の細胞”です。

それが嘘をついたら、大変なことです。

“食事は誠であることが大事です。”

ついつい都合の良い健康法や理論を選ぼうとして、しまいがちですが、
結果は嘘をつきません。

心も体も、まして行動などその最たるもの。

正直で、正しい実践を行うなら、天地自然に満ち満ちている盛大な氣は身体に流れ込み、元氣はつらつとなるでしょう。

これを「浩然の氣を養う。」と言います。

それでは、皆の健康を祈らせていただきながら、自身もはつらつと栄養学を広めてまいりたいと思います。

それでは、本日は固いお話ですのに、お読みいただきありがとうございました。

陰陽士 上地弘三

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