続きです。昨日は「冷えによる排出不良」の『水太りタイプ』の方が“注意する食材”について話しました。
まだその話しが途中ですので、続きを書かせていただきます。
■注意する食材2
<朝の果物>
「え?朝のくだものは金ってききますよ。」と聞こえて来そうですね。
言われているのが間違っているわけではありません。身体が温まっている方には
『朝のくだものは金』です。
消化器官にも負担をかけず、20分程度で胃を通過。消化酵素を消費せず、素晴らしい食品です。ある意味、単体では完璧とまで言われているのが果物です。
ただ、忘れてはいけないのが、果物は”陰(冷ます・沈静)”の力が強いということです。
お酒の飲み過ぎで、肝臓が腫れて熱をもっている翌日。
「グレープフルーツジュース」や「トマトジュース」等、”陰(冷ます)”力が強いものを、召し上がって頂くと、回復が早いのはご存知の方もいるかと思います。
これは、「肝臓の腫れ(熱)」を、『果物の”陰(冷ます力)”』が取り去ってくれるからですね。
こんな素晴らしい力を持つ果物ですが、体質が“陰”で、もともと冷えている方が朝から召し上がるとどうなるか。
・胃がもたれる。
・トイレが近くなる。
・足がひえやすくなる。
・むくむ。
・耳鳴りがする。
・めまいがでる。
・朝はとにかく眠い。
・夜、眠りが浅くなる。
こんな事が起こってきます。全て起こるわけではないですが、こういった悩みで相談に来る方の特徴で、「朝果物」をとられている方は非常に多いです。特に外気が寒くなる「秋から冬」に相談が増えます。
「えー。そんな~。冬場のこたつにみかんは外せないのに~。」
「果物じゃないけど、こたつでアイスも好きなのよね~。」
・・・ですよね。気持ちは痛いほど、わかります。
で・す・が、、、こたつでアイスはとりあえず、3日はがまんしましょう。
冷えているな。と思ったら3日はがまんです。そこにハーゲンダッツがあったとしても、耐えて下さい。
冷えがとれたら、食べられます。
さあ、果物です。ここは時間の“陰陽(いんよう)”です。
前にこんな事をお話ししました。
例えば【時間】
陰性(冷える)の食品を使う場合、身体が熱いタイプの方は朝からやる必要がありますが、身体が冷たいタイプの場合、13:00以降から行う方が効果的です。
(果物系、生野菜系、酵素系、発酵食品系、乳酸菌系)
↓
これは身体の「温冷」の時間での変化は、11:00~13:00が温かいというところから、お話しさせて頂いております。
では、11:00~13:00が良いのか。それでも悪くはないのですが、“果物”を召し上がるのにお薦めの時間は15:00です。
これはなぜかと言うと、身体は温まったあと、“陽(熱エネルギー)”を燃やします。そのあとには細胞に”陽の燃えカス(汚れ)”が残ります。これがいわゆる疲労物質というものですね。
“陽の燃えカス”を洗い流すには、”陰”の力が向いています。ということは、ここで果物の出番というわけです。
ただし、「食べ過ぎ」は危険です。それと上記に書きました、症状的なものが出ている時は、食べないことをお薦めします。
今日はここまでです。
また次回よろしくお願いします。
陰陽栄養士 上地弘三
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