続きです。
前回「冷えによる排出不良の3タイプ」について話しました。
※『水太りタイプ』『脂太りタイプ』『肉太りタイプ』
今日は「冷えによる排出不良」の『水太りタイプ』の方が注意する食材など、話をしていきます。
■注意する食材1
<朝のパン食>
「え?パンは朝に食べるものでしょう。」と聞こえて来そうですね。
なぜ冷えるかと申しますと、パンの原料である小麦は、“陰陽学(いんようがく)”でいうところの、“水を溜める力”を持っているからです。この力は乾燥した地域に住む方には、とても良い力として発揮します。
ただ、「日本」という(世界的に見れば)湿潤な気候に分類される土地では、水を溜め込むことは、外気(外の寒さや暑さ)などを受けやすい体質をつくるので、冬は冷えすぎてしまうわけです。
そうするとまったく食べてはいけないのか。もちろん“冷え”により「足先にしもやけ」ができやすくなったり、「水虫」などができやすくなったりする方は、出来る限り食べない方が賢明だと思います。
「でも、パンって美味しいのよね~。」という方。気持ちは、わかります。
私もパンは好きです。
朝の出勤のとき、駅まで1.キロ位でしょうか。走っています。山の景色を横目に美味しい空気を味わいながら、駅につきます。そうすると駅入り口にある「焼き立てパンのお店」からのバターの香りがまあ、なんとも美味しそうなこと。
食べるな。というのは酷ですよね。
じゃあ、ちょっと工夫しましょう。ここで”陰陽学”の出番です。
健康に支障がでるほど、冷えていない方。と仮定して話しますね。
- まず食べ方。
『小麦は水を引きつける。』ならば、水分をとりながら食べるとどういうことが起こるか。
水を細胞に引きつけることになる。これは避けたい。
“動作”の“陰陽”「噛む」を増やし。「飲む」を減らす。(「飲む」を減らすとは1回の飲みこむ量を調節するということ。※口に入れる量を少量にしていく。)
要は『少ない量で良く噛む』こと。
- トッピングを考える。
小麦が水を引きつけるなら、“水をひきつけて出てくれる”食材を足す。
“部位”の“陰陽”「殻」「皮」を増やし、「果」「葉」を減らす。
例えば、「胡麻」を足す。「精白小麦」ではなく、「全粒粉小麦」を選ぶ。「精白糖」ではなく「黒糖」。(※とは言っても糖分は冷やすので注意!)「小豆餡」は「皮」入り、「さつまいも餡」は「皮」なし。等ですね。
どうでしょう。なんとなく分かりますでしょうか。頭で理解するよりも試してもらう方が
わかりやすいです。
今日はここまでになります。
明日はこの話の続きからになります。
よろしくお願いします。
陰陽栄養士 上地弘三
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