健康は連動的にして考える

 

今日は少し五行(ごぎょう)についてお話しします。五行というと、字からみれば「何か5つ行うの?」と聞きたくなる名前ですね。”陰陽(いんよう)”が”陰”と”陽”の二つに分けて考えるものとしたら、五行というのは単純な言い方をすれば5つに分けて判断するというものです。

わかりやすい身近なものと言えば、五感でしょうか。聴覚(聞いたり)、視覚(見たり)、触覚(触ったり)、味覚(味をみたり)、嗅覚(においを感じたり)。これは人の感覚をあらわすものですね。

あと、生命活動を支える5つのもの、臓器。腎臓、肝臓、心臓、脾臓、肺ですね。五臓六腑の五臓です。少し詳しく申しますと

・腎臓は、水分の調整をします。

・肝臓は、筋肉の調整をします。

・心臓は、熱量の調整をします。

・脾臓は、養分の調整をします。

・肺臓は、空気の調整をします。

少しむずかしい話になってしまっていますが、ちょっとがんばって読んでいただくために、これは知るとどういうことが分かるようになるかを先に申します。例えば、「耳が遠くなるのはなぜ。」や「目が見えづらいのはどうして?」とか「気持ちが落ち着かないのは?」など、他にも「味が感じづらい。」や「匂いが感じづらい。」等も、『どこの臓器が元気になると、どこの感覚が元気になるんだ。』というお話しです。

 

具体的に一緒に考えてみてみましょう。

まずは腎臓。この臓器は体内の水分を調整します。水というのは洗い流すように綺麗にしてくれる力をもっています。それは、自然界でも身体の中でも一緒です。しかし水が多くなるとどうでしょう。聴覚は水が過剰にあると、まるで水に潜っている状態のごとく音がくぐもってしまいます。というところから、腎臓と聴覚には密接な関係があります。

 

ひとつひとつは時間をかけてお話しをしていくとしまして、一つの指標として下記の考え方ができます。

・耳を元気にしたい。腎臓を元気に。

・目を元気にしたい。肝臓を元気に。

・頭を元気にしたい。心臓を元気に。

・舌を元気にしたい。脾臓を元気に。

・鼻を元気にしたい。肺臓を元気に。

 

いわゆるどうして元気がでないのか。その原因を考える時に五行というのは、連動して考えることで、どこをどうしたら良いかの指標になります。

 

次回はこの五行に季節を連動した、お話しを致します。

よろしくお願いします。

 

陰陽栄養士 上地弘三

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