続きです。
二つ目、それは“肝臓”の二つの大きな仕事に関係があります。肝臓の大きな仕事とは何かというとそれは、「解毒(げどく)」と「血流(けつりゅう)」です。
「解毒」は有名かと思います。糖の毒(アルコールの分解)やタンパク質の毒(尿素へ変換)、脂質の毒を(水に溶けるようにして尿として)排出できるように変化させます。
せっかくなので、「解毒」についてもう少し触れさせて下さい。血液には“アルブミン”という肝臓でつくられるものがあります。これは“赤血球”が酸素を運び二酸化炭素を回収するとしたら、”アルブミン”は栄養を運び、老廃物を回収します。
それだけでなく、“毒の緩和作用”もあります。これは“アルブミン”が毒とくっついて安定することで、その毒性を抑えてくれるのです。たとえば”痛み”を抑えてくれる等が、わかりやすいでしょうか。
少し着目してお話させて頂いたのには、理由があります。”解毒”にはすごい力があり、大切であることをお話したかったのです。そして同じようにものすごく大切な仕事が、”血流”なのです。
これは、“陰陽(いんよう)”の内容よりも、臓器の特性に着目した”五行(ごぎょう)”の内容に近いかもしれません。※五行についてはまたいずれ話します。
各臓器には、とても大切な「軸になる仕事」があります。そして「軸になる仕事」は非常に労力を使うので、“同時に行うのが大変”です。
ではその大切なもう一つ、「血流」についてお話していきたいと思います。
しかしごめんなさい。続きは明日です。
今日はちょっと短くなってしまいました。
また、明日よろしくお願いします。
陰陽栄養士 上地弘三
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