目の疲れは、目の使い過ぎのせいじゃない!(5)

“肝臓”を強化するための“食事法”ですが、考え方は2つです。肝臓の『疲れの原因になる食事を控える方法』と、肝臓が『はたらきやすい栄養をとりいれる方法』です。

 

せっかくなのでクイズ形式で、一緒に考えていきましょう。

 

こんな方がいます。

・寒がりで、トイレが近い。

・力が入らなくフラフラしている。

・食べるとすぐ眠くなる。

 

この方が控えた方が良い食事はどれでしょう。

・朝の味噌汁。

・昼の肉料理。

・朝の果物。

 

では、答えを一緒に考えていきましょう。

 

「寒がりでトイレが近い。」ということは、身体が外気の影響を受けやすくなっており、”冷え”を調整する”腎臓(じんぞう)”が弱っているということがいえます。

 

そして「力が入らなくフラフラしている。」のは、「血流」があがりきらない。”肝臓”の弱り。

 

更に、「食べるとすぐ眠くなる。」のも同じく”肝臓”の弱りです。

 

そうすると、「消化良くなくて、肝臓に負担をかけるのは肉だから、肉!」と思われるかもしれません。

 

しかし答えは「朝の果物。」です。

 

「え!?朝の果物は良いってきくよ!」と思われる方も多いかと思います。もちろん『身体が温まっている方』にとっては、朝果物はとても良いです。消化に負担もないですし、お薦めです。

 

ただ、この方の場合、“肝臓(かんぞう)”が弱っている原因が、”腎臓(じんぞう)”からの「助けがない」ために調子を崩しているからなのです。

 

“肝臓(かんぞう)”が元氣でない原因は常に“肝臓”だけの問題ではありません。

 

臓器というのは、単独で調子が良いのではなくお互い、助け合うことで本来の力を発揮しているのです。食品単体だけでみれば、“肝臓”に良いものを食べれば、元氣になるように思います。

 

しかし根幹の原因というのは、「食」だけの問題ではなく、召し上がる側「人」の問題もあるのです。

 

今回は下記に“相生(そうせい・又はそうじょう)の流れ”を紹介したいと思います。

 

☆“五行(ごぎょう)”という、臓器の連動をみる考え方の一つ

※下記に“臓器”の助け合いの流れを紹介します。

 

“腎臓(じんぞう)”は、”肝臓(かんぞう)“を助け、

“肝臓(かんぞう)”は、“心臓(しんぞう)”を助け、

“心臓(しんぞう)”は、”脾臓(ひぞう)“を助け、

“脾臓(ひぞう)”は、”肺臓(はいぞう)”を助け、

“肺臓(はいぞう)”は、”腎臓(じんぞう)”を助けます。

 

 

※五行についてのバック№

2017.11.9(木)【健康は連動的にして考える】

健康は連動的にして考える

 

さて、冷やす原因を控えただけでは、身体は温まることがすぐには出来ません。

次は『とりいれる方法』を一緒に考えてみましょう。

 

では、今回のクイズはどれが一番温まるか。で行きます。

どれも温まる方法を紹介しますので、試してみてください。

 

・ティースプーン1杯の醤油を湯呑みにいれ、その上から熱いほうじ茶を注ぐ。(醤番茶)

 ※先に醤油をいれないと、激しく不味いです。

 

・大さじ1杯のすり胡麻を、ごはんや、お味噌汁にかけて食べる。(すりごま)

 ※吸い込んでむせないように気をつけて。

 

・レンコンをおろして、その絞り汁を飲む(レンコンのおろし汁)

 ※具はひき肉に混ぜて団子にして食べると美味しい。

 

では、答え合わせは、来年の1月10日です。

 

それでは、良いお年をお迎え下さい。

1年ありがとうございました。

来年もよろしくお願い致します。(*^^*)

 

陰陽栄養士 上地弘三

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